僕の地元に一つしかない今にもつぶれそうなガールズバーがあって、ネルちゃんはそこの従業員だった。
20歳の女子大生であり、学費を稼ぐためにアルバイトしていると言っていた。ただ、ネルちゃんは他のケバいギャル系の従業員とは異なり、べっぴんさんと言う言葉が似合うはんなりとした雰囲気を持つ女の子だった。それこそ京都で舞妓さんをやっている方が似合う感じである。何で水商売をバイトに選んだのかわからなかったが、まあ、僕もネルちゃんとしゃべることが楽しみでこの店に通っているのだから「なんでこんなところで働いているの?」なんてことはちょっと聞けなかった。
店はいつもかなり暇であり、女の子たちはもちろんだが、会員制でもないのに常連の男たちの顔も覚えてしまえるほどだった。他の男たちはギャルの方に夢中だったので、僕はネルちゃんを独占できた。ネルちゃんをセフレにできたらどんなにいいだろうな、と僕は夜な夜な杯を傾けていたのだ。
セフレの作り方
セフレの探し方として嬢をアフターに持ち込むと言うのはアリだろう。だが、僕もネルちゃんをアフターに持ち込みたいのはやまやまだったが、ギャルならともかくべっぴんさんをアフターに誘うイメージがどうにもわかなかった。セックスが穢れた行為だとは言わないまでも、この子を汚してはいけないなんて思っていたのだ。
そんな時にネルちゃんの方から「終わったらお食事どうですか?」とこっそり誘われたのだ。彼女にそんなイメージがなかったので、これには驚いた。もちろん乗らない手はない。あわよくばセックスできるのではないか?と思いながら、僕はネルちゃんとアフターしたのだ。
「実は、明日までなんです」とネルちゃんは言った。流行らないガールズバーである。ネルちゃんは人員削減の対象にされてしまったのだ。確かにキャピキャピしたギャル系の方がこう言う仕事には合うのだろう。でも、僕はネルちゃんが一番好きだったよと言った。
「私もいつも指名してもらってうれしかったんです」とネルちゃんはお礼もかねて僕と食事を一緒にしてくれたのだ。
そこから、僕とネルちゃんはセフレになった。来月にはネルちゃんは大学を卒業して一般企業への就職も決まっている。
もし僕がネルちゃんの在籍時にアフターを迫っていたら、きっとこうはいかなかっただろう。確実なセフレの探し方と言うものは存在しない。しかし、セフレは探すものではなく作るものなのだと思う。
オナ電
相互オナニー